視覚的学習における特徴構成と特徴統合


 本研究では,視覚的学習手法を提案する.視覚的学習ベースの認識手法は,与えられた画像を用いて学習を 行い,認識に有用となる物体の特徴を発見できるため,幅広い認識課題に適用可能である. 効果的な視覚的学習のため,物体の形状と領域成分に基づく 2 種類の手法を提案する.いずれの手法も, 低レベルの特徴を組み合せて高レベルの特徴を構成する.形状ベースの手法では,単純な図形で表される物体の 輪郭の一部を組み合わせて,その物体に特徴的な形状を構成し,これをもとに認識を行う. 領域ベースの手法では,物体の小領域内の色や明るさの分布を組み合わせて,特徴的な分布を持つ領域の 情報を構成し,認識に用いる.さらに,画像内の物体は形状と領域成分で記述できるため,これら 2 つの手法を統合し,より効果的な認識手法を構成する.


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