CS24 blog
Discovery Science 2011
2011-11-21博士後期課程のマチューです。10月初めDiscovery Science(DS)と言うデータマイニング型の国際会議で口答発表したので、その時の私の経験について少し話をしたいと思います。
今回のDSはヘルシンキに隣接しているエスポーと言う町で開催されました。ヘルシンキ空港からエスポーに行くにはバスに乗りました。日本みたいにバス停の名前が発表されておらず、なかなか分かりづらかったのですが、道に迷わなかったことがぼくの自慢です!
今回のDSは、朝招待講演やチュートリアルで、午後から口答発表セッションと言う形で行われ、とても楽でした。気に入った講演として著名なBengio先生の、教師なし特徴学習においての講演と、Hüllermeier先生のPreference Learningについての講演がありました。Preference Learningは強調フィルタリングとマルチラベル分類を含む分野であり、私自身もマルチラベル分類をやったことがあるので、興味深かったです。また、毎年DSは学習理論型のALT(Algorithmic Learning Theory)と同時に開催されるので、ALTのセッションにも参加しました。特に、カーネルとオンライン学習のセッションが面白かったです。
今回私が紹介した論文は「Application of Semantic Kernels to Literature-Based Gene Function Annotation」です。緊張せず発表でき、上手くいったと思います。
帰りの日、飛行機の便は午後5時だったので、その時間までヘルシンキの名所を巡りました。フィンランドはとてもモダンな国にも関わらず緑が多く住んでみたいと思いました。が、地元の人に聞いたら冬は温度が零下30度になるそうです!ですので、またよく考えてみます!
今まで参加した国際会議(ICPR、SIGIRなど)は大規模なものばかりでしたが、今回参加したDSは比較的小規模で、その分たくさんの人とじっくり話せて楽しい思いをしました。来年のDS/ALTはフランスのリヨン市で開催されるので、みなさん是非論文を投稿してください!
ゼミ旅行2011
2011-09-149月3〜6日の日程でゼミ旅行に行ってきました!
九州の湯布院、別府、そして博多を巡る旅です。
3日の夜から夜行バスに乗り九州へ。
4日
大分の中津に行き、からあげを食べる事に。
僕は知らなかったんですが、さすが有名なだけあっておいしかったです!
その後ラーメンを食べ
さらにもう1件からあげ屋に寄りました。
からあげの後は湯布院で散策
移動して温泉へ。景色が最高でした!
温泉で癒された後はホテルへ。ホテルの景色も海が見えてなかなか良かったです。
5日
大分を離れて福岡の博多へ!
キャナルシティという所で昼食にラーメンを食べました。
ついでにお買い物も。
台風が来た時はどうなることかと思いましたが、決行してよかったと思います!
とてもいい思い出になりました!
SIGIR 2011
2011-08-01この私めが先週SIGIRでポスター発表致しましたので、少しご紹介させて頂きたいと思います。いやいや、大げさな書き方をここでやめましょう(笑)。
SIGIRは情報検索の最大の国際会議で、大学と企業(Google、Microsoftなど)から研究者が集まり、技術水準を高める幅広いイベントです。今年は、中国北京で開催されました。会場は天安門広場から歩いて10分ほどの所にある、歴史由緒ある「北京ホテル」でした。
土曜日の正午、北京に到着し、空港快速という速い電車に乗って、”無事に”ホテルに着きました。空港からたった20分と便利でした。午後には、北京でエンジニアをしているフランス人の友人と久しぶりの再会を果たし、后海という湖のほとりを散策しながら、昔の思い出を分かち合ったり、近況について語り合ったりしました。夜には、若者がよく集まる三里屯(sanlitun)で火鍋(huoguo)を食べました。火鍋とは、日本の鍋に近い、魚と肉が入った料理です。
日曜日はチュートリアルの日でした。僕は「Machine Learning for IR」に出席しました。ランキング学習の話が出るかと期待していましたが、情報検索関連の話題は出ず、機械学習の導入的な話が中心でした。情報検索の研究者全てが機械学習に詳しいとは限らないことを、この時実感しました。
月、火、水曜日は本会議でした。僕は機械学習が好きなので、出来るだけ機械学習に関するセッションに参加しました。「Learning to rank」、「Collaborative filtering」、「Classification」、「Clustering」などのセッションに行きました。口頭発表の質には差があり、特に英語での表現能力が重要なポイントだと分かりました。また、論文が通るにはアイデアの独自性や新規性に加え、科学的に妥当な実験を行ったかが一番要求されることだと思いました。
ポスターセッションは月曜の夜に開催されました。僕のポスターは、医学文献を用いた遺伝子機能アノテーションにおいて、クラスの不均衡とデータ不足をいかに解決させるかという内容のものでした。アプリケーションはかなり特殊なものだったので、ポスターに興味を示した人は、主にクラス不均衡に興味があったようでした。
今回、検索情報界で著名なIain Soboroff氏と話す機会があり、彼は僕に「国際会議に参加する意義は、発表をしたり聴いたりすること以上に、他の研究者と喋ることだ」と言いました。実際SIGIRに参加して、その意見には大賛成できました。
会議後には、少し観光ができました。その時間を使い、故宮、天壇公園、頤和園などを訪れました。
論文執筆
2011-05-21論文の執筆風景を公開。師曰く、カメと論文はさんらんするものだそうです。
そして、とうとう私がブログ上でふざけている事が先生にばれてしましました。orz