国際会議 ACML2018 参加報告

CS24 blog

2018-11-20

こんにちは，修士１年の鵜飼です．

12月14〜16日に，中国の北京で行われた国際会議 ACML2018 (The 10th Asian Conference on Machine Learning) に参加してきました．

ACMLは機械学習を専門とする国際会議です．

会議では私，M1鵜飼と，M2高橋の２名が発表してきました．

発表内容は，以下のとおりです．

鵜飼：
セッション「Bayesian and Probabilistic Machine Learning」
題目「Hypernetwork-based Implicit Posterior Estimation and Model Averaging of Convolutional Neural Networks」
高橋：
セッション「Deep Learning」
題目「RICAP: Random Image Cropping and Patching Data Augmentation for Deep CNNs」

詳細は研究紹介ページをご覧ください．

会場は北京交通大学(Beijing Jiaotong University)で，北京市の中心から少し外れた場所にあります．

ACML では，参加者はオーラルとポスター，両方の形式で発表することになっています．
私は１日目にオーラル，２日目にポスター発表をしました．
初めての国際会議で，英語での発表も初めてだったため，非常に緊張していました．

オーラル発表は，会場の都合で自分のPCが使えないというトラブルがあって少し大変だったのですが，なんとかなりました．

ポスター発表は興味を持ってもらえるか，英語でわかるように説明できるか心配でしたが，多くの方に聞きに来ていただき，時間いっぱい議論ができました．
英語に関しては，意思疎通はできていたと思いますが，話している英語は割と無茶苦茶だった気がするので，訓練しないとなぁと痛感する非常に貴重な機会でした．
良い感じの英語をさらっと当然のように話せるようになりたいですね…

というわけで，以下はわくわく北京旅行記です．

飛行機で中国北京へ出発．
大阪から北京は３時間位で，ちょうど良い感じに空の旅を楽しめるくらいの距離です．

北京首都国際空港に着陸，空気が淀んでいて少し旅気分が低下します．
北京の大気汚染は有名ですが，冬は暖房を使うため特にひどくなるとのことです．
指紋を取られました．

夕食は中華料理を食べました．
ホテル近くの大学内にある食堂のような店に入りましたが，非常においしかったです．
３日間なんとかやっていけそうな気持ちになりました．

次の日の昼食は会議場の大学で．
私は割と好きだったのですが，他の２人は酷評していました．
私の味覚がおかしいのでしょうか？少し心配になります．

夕食は Welcome Reception というのがあって，見た目がすごいホテルで豪華な食事でした．
私は肉を食べないのですが，北京ダックが提供されていたので少しついばみました．
普段ならあっても食べないので，ある意味貴重な経験でした．

次の日は，私は発表が全て終わったので，空いた時間に北京の街を一人ふらふらと散策しました．
知らない街を歩くのはわくわくしますね．
会場近くに動物園があったので行ってみようと思ったのですが，入園時間が終わっていて入れませんでした…
動物園近くのお土産街や，ショッピングセンターに立ち寄りましたが，日本と同じような感じでした．

この日の夕食は Conference Banquet でした．
Banquet がどんな感じなのかよくわかっていなかったのですが，様々な余興があって，料理も豪華でした．
私は肉がだめなので， vegetarian だということにしていて，先生たちとは別のテーブルになりました．
隣の人が親切に色々と話しかけてくれ，様々な雑談ができたのですが，会話が飛び交ってうるさい会場で英語を聞き取るのが無理すぎて，大変でした．
聞き取るのに精一杯で，自分から話題を出すなどがほとんどできなかったので，英語力（という皮をかぶったコミュニケーション能力）のなさを一番痛感した時間でした．
こういった場で様々な人に積極的に話しかけて，雑談を交えつつ，互いの研究の話などがしっかりできると理想的なのだろうなぁという感想です．
vegetarian テーブルは互いに知らない人が集まりやすそうで，半強制的に知らない人たちと交流する機会が作りやすい気がするので，その点では良いかもしれません．
ちなみに，vegetarian & halal テーブルだったためか，北京ダックや，海鮮料理が普通に出てきて，みんなでこれは何だろうと疑いながら食べていました．
結局みんな肉料理を `taste` していて，vegetarian とは，みたいな感じでおもしろかったです．